ATF 注文しました。 |
オートマチックトランスミッションの構造部品は粘度や摩擦特性に敏感で、不適当な品質のATFを使用すると滑りを起こして摩耗したり、円滑なつながりを妨げたりするため、主に下記の性能が要求されます。
・粘度・粘度指数が適当であること
・摩擦係数が適正であること
・低温流動性が良いこと
・優れた酸化安定性 等
・優れたオイルの特性により、「変速ショック低減」を図っています。
・定期交換については、必要とする車種と必要としない車種がございます。詳しくはメンテナンスノートをご確認ください。
主用途 | オートマチック トランスミッション油 | |||||||
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基油 | (表記、成分共に)鉱物油 | |||||||
摘要 | 国産車のみならず、輸入車や中・大型バスにもお奨め。その他下記の用途にもご利用頂けます。 ①マリントランスミッション油(AT仕様)として ②トリムタブ、チルト用、乗用車の油圧駆動ファン油として ③トラックのキャビンヘッド油圧油として ④一般(建機)油圧作動油(粘度ISO VG32)として ⑤産業用トルクコンバーター油として ⑥4WD専用デフオイル(例:ホンダDPSF)として ⑦6速スポーツタイプM/T車ギアオイルとして (例:トヨタ/ギアオイル160)
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交換の目安 | 2万km毎、または2年毎に交換して下さい。 (日本の気候、道路事情等を考慮し、条件の異なる軽~大型自動車までを広範囲にカバーできるという観点においての目安です。) | |||||||
パッケージ |
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旧式のAT~電子制御トルコン付多段化ATまで対応。
中・大型のトラック・バスATおよびC-4フルードが要求される重機ATに最適。
いすヾ、日産ディーゼル、日野、三菱ふそう等の国内トラック、バスメーカーの中・大型AT Allison C-4指定油としてもご利用頂けます。
国産だけでなく、輸入車のATに対応。
乗用車から中・大型車までの油圧式パワーステアリングに対応
エンジン排気量2,000cc以上の金属ベルト式CVTシステムで差が出る!
海外でも多くの自動車メーカーがCVTを採用しています。
- 例:BMW、メルセデスベンツ、アウディ(Chain)、フィアット、GM、現代、起亜、ランチャ、MG、オペル、ローバー 他
しっかりとベルトをキャッチ!無駄なすべりがありません!
例:日産 ムラーノ、ティアナ、プレサージュ他
●高摩擦係数による高トルク性能を持続。
⇒金属ベルトの滑りを抑制し、最適なトルク伝達を保つ。
●金属添加剤の採用による局部摩耗の低減効果。
⇒金属ベルトとプーリー間で温度上昇に伴い極圧被膜を形成。
●耐焼付性に優れているため、点接触の条件下にある金属
チェーン式CVTにもOK
テクニカルポイント
CVTの主要部位である金属ベルトとプーリー間には高摩擦係数、低摩耗という相反する関係を生む高度な技術が必要です。これらは、主として添加剤の分野であり配合技術の差によるものです。
金属ベルト式CVTとATは構造や部品の材質が違うのでは?
CVTシステムにもATに見られるトルクコンバーターや湿式クラッチ、油圧制御回路等がありますので、金属ベルトとプーリーを除けば基本構造は同じと言えます。部品(材質)もATと共通したものが使用されています。
※上記数値は日本国内において複数の3,500CCクラスのCVT搭載車を用いた走行テストに基づいています。
(参考1)粘度比較
自動車メーカーA社 CVT専用フルード | 自動車メーカーB社 CVT専用フルード | Kendall Classic ATF® | |
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動粘度(40℃)mm2/s | 36.65 | 32.95 | 32.45 |
動粘度(100℃)mm2/s | 7.928 | 7.034 | 7.014 |
- ※一般にCVTフルードは、ATFとほぼ同じ粘度範囲に属しています。
(注1)上記に記載のないメーカー指定油種名につきましては、各販売店経由にて随時お問い合わせ下さい。
(注2)ハーフトロイダルCVT(日産名:エクストロイドCVT)の純正油「KTF-1」には対応していません。
※上記情報は、予告なく更新される場合があります。