2009年 07月 26日
デスビ ガバナー ポイント 分解掃除 |
まずデスビをはずすにあたって、位置を間違えず元通り組めるように、デスビとエンジンの接する部分に小さな傷を付けて位置あわせできるようにしました。
前回軽く掃除はしたのですうが、ポイントの下に見え隠れする遠心進角のガバーナーがとんでもなく汚れている事は、なんとなくわかっておりました。
ポイント類をはずしてみると・・・おおおお!これは汚いです。グリスが焼けているといいますか、かなり粘度が高くなってベトベトしています。E型のクリップをはずせば、ガバナーがはずせるようです。
ガバナーをはずしてみると、中も悲惨な状態。水抜きの穴がオイルで塞がっていました。まるで日焼けした皮膚が剥がれるように、オイルの皮膜がパリパリ剥がれます。
で、ガバナーを止めていたE型クリップ(というのかな?)をはずすときイヤな予感がしたので非常に丁寧にあつかったにも関わらず、1個折れました。錆びが進行していることもあったと思います。車検をお願いした車屋さんが自転車で一分くらいの所なので、相談しにいったところ、新品の在庫はないけど・・・こういうのキャブによく使われてるんだよねぇ。っといいつつ工場のアチコチを探してくれて、ホンダのSの部品からはずしてくれました。新品も注文をいれてもらいました。何個いります?と聞かれたので10個と答えたところ、そんなにはいらないでしょう?3個くらいで良いのでは?と言われたので、そんじゃ3個って事で注文しましたが、20個くらい注文しておけばよかったかも(笑)
デスビ本体にはR284との刻印。その下にD8 D8ってなんなんだろうか??
こちらはプロダクトナンバー 4483C
さ〜ってパーツクリーナーで洗いまくりました。さらに分解もできるのですが、クリップをはずす必要があったので、思いとどまりました。
ガバナーの方はといいますと、まるでお好み焼きソースがかかったような、こってりした良い色のオイルが付着し、ネバーっと進角しております。
こちらも洗いまくり綺麗になりました。スプリングが左右で違います。左側は高回転で効いて来る第二のスプリングといった感じだろうと思います。ようやく遠心タイプのガバナーの仕組みが理解できました。
あらった部品はトレーに入れております。青空駐車場で風が強かったので、大変でした。どの部品にもワコーズのバカ高いスプレー式グリスを薄く塗布。
組み上がったのですが・・・なんとエンジンかからず!!!何度も何度も色々な接続を確かめ、コンデンサ(だっけかな?)やポイントを別なものに取り替えてみたり、どっかリークしているところが無いか? 断線しているところがないか探して、何度も組み直したのですが、動きません。ボソっとも火が入りません。プラグも抜いてチェック。プラグは濡れています。ガソリンは来ているようです。ポイントまで電気が来ている事も確認しました。プラグの状態は良く無くてススで真っ黒。(昨日アストロプロダクツまで30キロくらい走ったのですが、マダマダ濃いようです。)結局日が暮れて来てここで昨日はギブアップ。
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気を取り直して本日。昨晩寝ながら色々考えた結果、どう考えてもこれだけかからないってのは、ガバナーを組み間違えてる。つまり180度間違えて組んでしまった以外考えられないとの結論に達しました。普通反対には組めないようになっているんじゃなかろうか?となめていました。
180度回転させて組んでみると・・・普通に組めますね。これは間違える人多いかもしれないですね。よく見るとガバナーの形が左右微妙に違います。左右対称のものだと思っていたのですが・・という事は、バラス前に位置関係をしっかりわかるようにしておかなければならなかったんですね。ガバナーの軸の頭に(Eクリップのはまってるところ)目印を付けておくべきでした。
ポイント組みました。ポイントも軸の位置によっては、微妙にギャップが違うので、4カ所のギャップを測って平均して0.4程度になるように微調整してました。
回転計が無いので指定回転数の時の進角を測れませんが、とりあえずパナソニックのタイミングライトを買ってきました。8000円くらいだったかな?電池式で電池がついてる所が親切。ダイレクト点火も測れます。電池式で5000円くらいのもあるのですが、見やすさはパナソニックとのことだったので、こちらを購入!! 初めてのタイミングライトです。憧れのツール!(笑)
写真を撮ってみました。写ってますね! 10ミリは進角しているようです。角度にすると何度だっけ?エンジン止めてる時に、あたりをエンジンに書込んでおこうと思います。
最後に数キロですが、走った感じでは・・・まったく違いがわからず。乗り易くなってるだろうと予想したのに、体感できませんでした。あれだけネバネバしていたら進角も上手くできていなかったと思うのですが。燃費にどれだけか影響がでてくれれば、苦労したかいがあるのですが・・・。
by hypermoto
| 2009-07-26 10:30
| ルノーキャトル