リアブレーキのエア抜き。 |
すべて抜いてあるブレーキ系統にフルードを入れるのは非常に困難です。取り付けたままだとまず無理。エアの抜けやすい角度に有孔ボードなどに貼り付けぶら下げてから、まずブレーキキャリパー側から注射器でフルードを圧送します。
どうしてもブリーダーから圧送できない場合は、マスターシリンダーのサークリップを抜いて、ピストンを出し気味にします。これによりピストンの可動範囲が増えて、圧送可能になります。(通常は小さな穴のインレットポートからリザーバータンクに戻すところを大きな穴のバイパスポートを使ってフルードをもどそうという試みなのですが、今回リザーバータンクにかなり戻りにくいようでしたので、インレットポートが詰まっていたのかもしれません。問題があった場合は、マスタシリンダにはめ込まれているリザーバータンクへのホース接続口を引きぬき穴を確認する必要があります。ただ、今回やらなかった理由でもありますが、この部品かなり劣化しており、折れる可能性大です。本来マスタシリンダ交換が基本だと思われます)リザーバータンクがいっぱいになるまで、ブリーザーから圧送し、次に普通にエア抜きます。
通常のエア抜きも、サークリップをはずしたままでマスターシリンダーのピストンを押し込み、キャリパー側から抜くと早くエア抜きできます。
マスターシリンダーに入ってるスプリングが強いと、全部飛び出してきて、フルードが全部出てしまうので、比較的スプリングが緩めの強さのマスターシリンダーじゃないとダメだとおもいます。以前死ぬほど強いスプリングのがあって、どうしても出てきてしまって、あきらめました。
ブリーダーにはグリスを塗ってねじ込んでおかないと、ブリーダーから吸う場合は、ブリーダーからエアを吸って一生エア抜き終わりません。今回は圧送&普通にしたので、特に関係はありませんでしたが、塗っておきました。
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非常に参考になりました。