2007年 05月 26日
HONDA MVX250Fについて思うこと |
最近自分の中でMVXの再評価が起こっている。当時、250ガンマが出ていたので当然男の子はガンマ欲しいなぁって思うわけです。しかし大人になって当時のレースーシーンを振り帰りつつMVXを再評価すると、ホンダの当時の面白さに共感してしまいます。
凄いぞMVXその1
V型三気筒という選択。 NS500レプリカなんてふれこみの割には、NS500とシリンダーのレイアウトが違う。などという批判を受けておりますが、普通に考えればMVXのレイアウトの方が収まりが良いように思います。レーサーの場合はチャンバーの容量最優先でなどあったのかなぁと思いますが、後の剛性と引き替えてもスイングアームを曲げるなんて事するような考え方があったならNS500もMVXと同じレイアウトになっていたように思うなぁ。ともかく、V型で2stで三気筒やろうって意気込みが凄いです。V型2気筒にしたほうが良かったのに・・・等と考えてみたりもしますが、NS500がある以上3気筒お選択は間違いでは無かったですね。なにせチャンバー3本ですから。そう!私は奇数好き。そして、2番気筒のピストン回りを重くして、1番、3番とバランスを取り振動をうち消すという賢い方法。のちのこの事が災いして2番が焼き付くなんて話があり、めちゃくちゃでとんでもない設計と後ろ指さされていますが、すばらしく合理的な考え方です。設計のコンセプトに共感します。2番シリンダーがニカジルメッキされていればいいだけだったはずですしね。
凄いぞMVXその2
メーターバイザーなどにダマされていますが、タンクの造形はすっごくレーシー。タンクの上面は平らだし、サイドカウルの処理もMVX250のロゴ部分をブラックアウトしたりして、意外にレーサーレプリカっぽさを出す処理にトライしています。VT250Fの初期スケッチにあるような、シートがタンクを挟み込むデザインにトライしているので、ダマされますが(VF400Fも同様)基本造形はレーシングマシンなんですよねぇ・・・。やっぱりVTやVFの基本造形とちょっと・・・デザイナーとしては多分VTにはVTのメーターバイザーを付けても、MVXには付けたくなかったと思う。むしろバイザーがない方が、整備中のフルカウルを外したレーシングマシン風になったんだと思うなぁ・・・VT売れたからVTの顔にしてくれと営業サイドからの注文もあったのかもしれないっすね。
凄いぞMVXその3
サイドカウルのラインと角度が違うサイレンサー。
何故かサイレンサーの角度が下向きで、カウルのグラフィックとも揃っていないのです。なんで?バラバラでカッコわるいんちゃうか?ってツイツイ思ってしまうのす。いったい何故担当デザイナーはこの角度に決めたのか・・・当然カウルに沿ったサイレンサーの角度のレンダリングがあったはずです。法的問題か、それとも生産の関係か(意図的ななのか) このキッチリ揃わない事によって何とも言えない迫力。テール周りの存在感が出ていると思うのです。好きです。
凄いぞMVXその4
軽いのです。結構軽い。今のバイクに比べればタイヤも細いし小柄なのかもしれないけど軽いっすよ!エンジン1軸だしね。コンパクトなエンジンも貢献してると思いますが、チャンバー一本多くてこの重さ。シリンダーも多いのにね。
凄いぞMVXその5
メインスタンドがついている。やっぱり便利!(^^;)
そしてメインスタンドをかけてMVXを眺めると・・・なんと超かっこいい!
車高が数センチ変わるだけでこれほど印象がかわるバイクもないような気がします。つまりデザイナーはスタンドかけた状態でクレイを盛ってデザインして行ったのではないかとも想像してしまいます。(バイクのデザインがどのようにクレイ盛っていくか知らないのですが・・・)初代ユーノスロードスターなどの開発の当時の話を聞きますと、車高ペタペタに落としてデザインしていくので、できあがったモックアップが超絶かっこよかったとか・・・。
もっと凄くなれたのにMVX
で・・・今更ながらにMVXについて思うことがある。MVX400は無理だったかもしれないが、MVX250Fインテグラを出して欲しかった!前後ディスク・前は当然ダブルディスクでね。
凄いぞMVXその1
V型三気筒という選択。 NS500レプリカなんてふれこみの割には、NS500とシリンダーのレイアウトが違う。などという批判を受けておりますが、普通に考えればMVXのレイアウトの方が収まりが良いように思います。レーサーの場合はチャンバーの容量最優先でなどあったのかなぁと思いますが、後の剛性と引き替えてもスイングアームを曲げるなんて事するような考え方があったならNS500もMVXと同じレイアウトになっていたように思うなぁ。ともかく、V型で2stで三気筒やろうって意気込みが凄いです。V型2気筒にしたほうが良かったのに・・・等と考えてみたりもしますが、NS500がある以上3気筒お選択は間違いでは無かったですね。なにせチャンバー3本ですから。そう!私は奇数好き。そして、2番気筒のピストン回りを重くして、1番、3番とバランスを取り振動をうち消すという賢い方法。のちのこの事が災いして2番が焼き付くなんて話があり、めちゃくちゃでとんでもない設計と後ろ指さされていますが、すばらしく合理的な考え方です。設計のコンセプトに共感します。2番シリンダーがニカジルメッキされていればいいだけだったはずですしね。
凄いぞMVXその2
メーターバイザーなどにダマされていますが、タンクの造形はすっごくレーシー。タンクの上面は平らだし、サイドカウルの処理もMVX250のロゴ部分をブラックアウトしたりして、意外にレーサーレプリカっぽさを出す処理にトライしています。VT250Fの初期スケッチにあるような、シートがタンクを挟み込むデザインにトライしているので、ダマされますが(VF400Fも同様)基本造形はレーシングマシンなんですよねぇ・・・。やっぱりVTやVFの基本造形とちょっと・・・デザイナーとしては多分VTにはVTのメーターバイザーを付けても、MVXには付けたくなかったと思う。むしろバイザーがない方が、整備中のフルカウルを外したレーシングマシン風になったんだと思うなぁ・・・VT売れたからVTの顔にしてくれと営業サイドからの注文もあったのかもしれないっすね。
凄いぞMVXその3
サイドカウルのラインと角度が違うサイレンサー。
何故かサイレンサーの角度が下向きで、カウルのグラフィックとも揃っていないのです。なんで?バラバラでカッコわるいんちゃうか?ってツイツイ思ってしまうのす。いったい何故担当デザイナーはこの角度に決めたのか・・・当然カウルに沿ったサイレンサーの角度のレンダリングがあったはずです。法的問題か、それとも生産の関係か(意図的ななのか) このキッチリ揃わない事によって何とも言えない迫力。テール周りの存在感が出ていると思うのです。好きです。
凄いぞMVXその4
軽いのです。結構軽い。今のバイクに比べればタイヤも細いし小柄なのかもしれないけど軽いっすよ!エンジン1軸だしね。コンパクトなエンジンも貢献してると思いますが、チャンバー一本多くてこの重さ。シリンダーも多いのにね。
凄いぞMVXその5
メインスタンドがついている。やっぱり便利!(^^;)
そしてメインスタンドをかけてMVXを眺めると・・・なんと超かっこいい!
車高が数センチ変わるだけでこれほど印象がかわるバイクもないような気がします。つまりデザイナーはスタンドかけた状態でクレイを盛ってデザインして行ったのではないかとも想像してしまいます。(バイクのデザインがどのようにクレイ盛っていくか知らないのですが・・・)初代ユーノスロードスターなどの開発の当時の話を聞きますと、車高ペタペタに落としてデザインしていくので、できあがったモックアップが超絶かっこよかったとか・・・。
もっと凄くなれたのにMVX
で・・・今更ながらにMVXについて思うことがある。MVX400は無理だったかもしれないが、MVX250Fインテグラを出して欲しかった!前後ディスク・前は当然ダブルディスクでね。
by hypermoto
| 2007-05-26 11:19
| HONDA MVX250F NS400